当院の入れ歯治療の特徴

経験30年以上（※）の院長が、治療を担当いたします。院長は年間120症例以上（※）の入れ歯治療の実績を持つ、入れ歯のエキスパートです。

数ある歯科治療の中でも、入れ歯治療は歯科医師の経験や実績が治療結果に現れやすい分野だと言えるでしょう。入れ歯を作るための型どりや、噛み合わせの分析についての「勘所」は、長年の経験こそがものを言うからです。

この「勘所」は、一朝一夕で身につく感覚ではありません。若手の歯科医師に入れ歯治療を苦手とする人が多いのは、経験している症例数が不足しているためなのです。その点、私どもの院長には30年以上（※）の入れ歯治療経験と、年間120症例以上（※）にのぼる実績があります。

また、院長はグローバルデンタルシステム認定「GDS総義歯認定医」という入れ歯治療の資格も取得しています。この資格は、精密な入れ歯を製作できる技術を持っている証です。

このような資格を所持している上に、長年積み重ねてきた知識と技術を持つ院長が治療を担当し、好きな物を不自由なく食べられる、精密な入れ歯のご提供を目指します。

きっと、安心してお任せいただけるのではないでしょうか。ぜひ一度お気軽に相談ください。

※2024年現在

保険診療の範囲内でお作りする入れ歯には、どうしても限界があります。保険診療の入れ歯と自費診療の入れ歯では、噛める度合いが異なるからです。

もちろん特別に硬い物でなければ、保険診療の入れ歯でも噛めますし、食事も普通にとれるでしょう。ところが、例えばタコの刺身やたくあんのような漬物となると、難しいのが実状です。

自費診療の入れ歯なら、こういった硬い物も難なく食べられるくらい、噛みやすい入れ歯に仕上がります。

私どもはさまざまな種類の自費の入れ歯を取り扱っているため、皆さまのご希望に合わせた見た目と機能を持つ入れ歯のご提供が可能です。どんな入れ歯がいいか、歯科医師から無理に押し付けるような提案はせず、まずは患者さまのご希望やお悩みを丁寧に伺います。

カウンセリングの際は、実際に入れ歯のサンプルをお見せしながらご説明しますので、よりイメージが湧きやすいのではないでしょうか。それぞれの入れ歯ごとのメリット・デメリットも、しっかりとお伝えします。そして、痛みやストレスの少ない、患者さまご自身のお口にピッタリと合う入れ歯を目指して治療にあたります。

自費診療の入れ歯には、保険診療のような細かいルールはありません。治療方法も材料も、患者さまのご希望に合わせて選択できます。そのため、入れ歯を薄く作って快適な装着感を実現したり、生まれ持った天然の歯や歯ぐきに近い見た目の材料を採用したり、部分入れ歯の金具をなくしたりすることも可能です。

保険診療が「最低限」の治療であるのに対し、自費診療なら快適で自然な見た目の入れ歯を実現する「最良の治療」を追求できます。

自費診療の入れ歯は、厳選した耐久性のある素材を使用できます。修理をしながら10年、20年と長期間にわたって使い続けられるのも大きなメリットだと言えるでしょう。

しかし、保険診療の入れ歯ではこうはいきません。国が決めたルールによって、使える素材は安価なプラスチックに限られており、耐久性が低く長持ちしません。結局、何度も作り直すことになってしまいます。

保険の入れ歯を何度も作り直すよりも、修理とメインテナンスで同じ入れ歯を何十年も使い続けるほうが、患者さまのメリットも大きいのではないでしょうか。

入れ歯でうまく噛めない原因の多くは、「噛み合わせの位置」が合っていないことです。

お口の中で最も噛みやすいのは、「天然の歯があった頃の噛み合わせの位置」です。それを入れ歯で再現するためには、高度な技術が求められます。

例えば以下のような「日常生活で起こりうるお口の動き」を、正確に把握しなければなりません。

当院では、この「天然の歯があった頃の噛み合わせの位置」を再現し、噛みやすい入れ歯の実現を目指しています。

また、私どもは最初の設計段階の時点から、実際にお口に入れた後までを考慮して入れ歯の製作を行います。

一般的な入れ歯治療は、完成後に何度も通院していただき、調整を重ねるケースが少なくありません。しかし事前に緻密な設計を行っていれば、新しい入れ歯ができた後の調整が少なく済み、通院のご負担を軽減することが可能です。完成後に微調整を行う場合も、微妙な隙間をなくしてお口にフィットするよう丁寧に行います。

当院がご提供するのは「とりあえず口にはまればいい」という入れ歯ではなく、一人ひとりの患者さまに合わせた、噛みやすく快適に使える入れ歯です。そのために、手間を惜しまず、妥協のない治療を進めています。

以下に、入れ歯治療へのこだわりの一部をご紹介します。

噛み合わせの状態は、顎関節に大きな影響を与えます。そこで私どもは、「フェイスボウ」という装置を使って噛み合わせの診断を欠かさずに行っています。

「フェイスボウ」とは、噛み合わせや歯の並んでいる位置を計測できる装置です。この計測結果をもとに患者さまの噛み合わせと歯並びを再現した模型を作り、三次元的に確認しながら、そこに問題がないかを詳しく診断していきます。

診断の結果、問題があるとわかった場合は、それを調整する治療を行います。なぜなら、噛み合わせに問題がある状態で入れ歯を作っても、お口に合う入れ歯は作れないからです。

入れ歯が合わなくなる原因をあらかじめ取り除くために、事前の検査・診断をしっかりと行います。

入れ歯が合わない原因の一つに、入れ歯と歯ぐきとの間に隙間があるケースが挙げられます。

入れ歯が歯ぐきに密着する仕組みは、吸盤と同じです。隙間があると吸盤がくっつかないのと同様に、入れ歯も隙間があるとくっつきません。お口の中で入れ歯がガタついたり、外れたりしてしまいます。

こういった隙間ができないようにするためには、できる限り精密に行う「型どり」が重要です。

当院では症例に応じて、「個人トレー」と呼ばれる型どり用の道具をお作りしています。ここで言うトレーとは、型どり材を乗せる枠のことです。個人トレーはサイズの決まった既製品ではなく、一人ひとりのお口に合わせてオーダーメイドで作ります。個人トレーを使ってお口の型をとると、既製品のトレーを使った場合に比べ、より精密な型どりが可能です。

また、型どり材はシリコン製を中心に、複数の材料を使用します。シリコン製の材料は変形が少なく、細かな歯や歯ぐきの形を再現しやすい性質がメリットです。各材料ごとの特性と患者さまそれぞれのお口の状況を考慮し、複数の型どり材を併用したり使い分けをしたりすることで、型どりの精度の向上を目指します。

このように、正確な型どりにこだわり、ピッタリと隙間なくフィットする入れ歯の完成に努めています。

もちろん、精密な型どりや噛み合わせの分析には、どうしても手間や時間が必要です。しかし、噛みやすさや外れにくさなどの点で患者さまに喜んでいただきたいという思いから、私どもはこの工程にこだわっています。

歯ぐきに優しい入れ歯「3Dプリントデンチャー（リーバ）」を作る際は、専用のスキャンカメラを使用した最新の型どりを行います。

スキャンカメラを使うと、入れ歯が合わない原因をコンピューター上で分析できます。これにより、「痛くない・よく噛める・ガタつかない」入れ歯の実現を目指せるのです。

入れ歯や歯の詰め物・被せ物は、「歯科技工士」という専門家が「歯科技工所」で作っています。

技工所にはそれぞれ得意分野があり、例えば入れ歯が得意なところもあれば、詰め物や被せ物が得意なところも。技工所の得意分野と技術力によって、入れ歯の質は大きく左右されるのです。

つまり入れ歯の製作なら当然、入れ歯を得意とする歯科技工所に依頼したほうが良いと言えます。

私どもの歯科医院では、入れ歯の種類ごとに6つの技工所を使い分けています。それぞれの入れ歯に特化した、実績の豊富な技工所が製作を担当しますので、さらに精度の高い入れ歯のご提供が可能です。

歯科技工士は、歯科医師と並ぶもう一人の「入れ歯の専門家」となる存在です。当院は確かな技術力を持つ技工所と提携することで、患者さま一人ひとりに合った入れ歯作りを追求します。

歯科技工士が自費診療の入れ歯製作にかける作業時間は、150時間にも及びます。保険診療の入れ歯にかける時間は、一般的に5時間程度ですので、その30倍もの時間をかけて作っていることに。
「神は細部に宿る」という言葉の通り、私どもは手間を惜しまずこだわり抜いて、入れ歯の完成度を高めているのです。

必要に応じて、入れ歯治療の際に歯科技工士を招へいしています。

通常は技工士が歯科の診療に立ち会うことはありません。しかし症例によっては、実際にお口の状況を技工士にも確認してもらうことが、より快適な入れ歯にの仕上がりにつながります。

このように当院は、院長をはじめ歯科技工士ともしっかりと連携をとりながら、快適な入れ歯のご提供を目指しています。